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ベラルーシ:建築物1

ベラルーシ共和国の首都ミンスク。

10世紀頃、ポロツク公国(東スラブ人の国)の要塞として、スヴィスロチ川右岸の小高い丘に築かれ、それが街として発展していった(スヴィスロチ川→ベレジナ川→ドニエプル川と流れていく)。


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その後、ミンスク公国の首都になり(1101年)、キエフ公国に併合されたものの再独立。その後はポーランドやリトアニアなどとの度重なる紛争の舞台になるものの自治は保っていた。だが1793年(第2回ポーランド分割)で、ミンスクはロシアに併合されてしまう(その後、一時期だけフランス軍にも占領された)。

19世紀に入るとミンスクは都市機能が整備される。モスクワ、ブレスト、ワルシャワ、ウクライナ方面への鉄道はミンスクを分岐点とした。当時の人口の半数近くがユダヤ人だったと言う。

第一次世界大戦では、ロシア陸軍の前線基地が置かれたため損害を被る。ブレスト=リトフスク条約でドイツ帝国の軍勢が進駐してベラルーシ人民共和国が宣言されたものの、(ソビエトの)赤軍が侵攻して、ソ連主導の《白ロシア・ソビエト社会主義共和国》として宣言する。

第二次世界大戦では、ナチス・ドイツによるバルバロッサ作戦で、初日にしてミンスクは激しい空爆を受けてドイツ国防軍に占領される。ユダヤ人撲滅計画でユダヤ人は激減し、ミンスクを含む一帯がソビエトのパルチザンの拠点となったため、市街はほぼ完全に破壊された(ミンスク市の80%の住宅とほぼ全ての商業・工業・政府機関)。

第二次世界大戦後、スターリン様式の都市計画により無機質な建築が建てられて急速に復興する(残っていた教会などは、ソビエト政府の命令で爆破された)。農村から多くの人々がミンスクに移住したため急激に膨張した。

27の劇場、130の博物館、4800の図書館、4000ほどの文化館とクラブ、3000ほどの映画館と上映地、27の文化公園、二つのサーカス劇場がある。

物理、数学、原子エネルギー、歴史と哲学などの100以上の研究機関、及びベラルーシ大学、工学院、国民経済学院、師範学院と医学学院などの14の高等学院、170以上の普通教育学校があり、ミンスクはさらに新しい技術工業園区を建設している。

ベラルーシの経済は「ソ連型社会主義市場経済」。巧みな外交術・経済政策で順調だったが、2010年12月頃からベラルーシ国内は極度の経済危機に陥る。一部市民はSNSなどでの呼びかけで、ルカシェンコ政権への抗議運動が始まっている(治安当局はデモ隊の徹底した弾圧を実行中)。


スカリーナ大通り(旧レーニン大通り)

ソ連邦解体後、ベラルーシの作家で詩人フランチェスカ・スカリーナの名前を取って改名された大通り。総長11km、幅48〜70m、ミンスク市内の東北から西南まで横断する主要交通道路。ミンスク駅〜スヴィスラチ河川までの街道沿い(3〜4km)の建築の大部分は、第二次世界大戦後に建て直したもの。

出発(南西)はミンスク駅近くのネザレージナスツィ広場(独立広場)から。


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政府庁舎(Belarusian Governmentビル等)やベラルーシ国立大学、聖シモン・聖エレーナ教会(カトリック)に囲まれただだっ広い空間。7月3日の独立記念日にはここで軍事パレードが行われるそうな。この広場の地下は近代的なショッピングセンターになってる。

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こちらが聖シモン・聖エレーナ教会(カトリック)。ゴジック+バロック様式の教会だが、ガイド本通り、内部はシンプル。1910年、地元貴族が夭折した2人の子供のために建設したそうな。

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ネザレージナスツィ広場で目立つのは、スローガン付きビルと、Belarusian Governmentビル前にある巨大なレーニン像。

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恐ろしく人通りのない広場だった。因みにレーニン像を撮影したり、しげしげと見ているとどことなく銃装備した複数の兵士が尋問しにやってきた(焦った)。

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KGBの建物もこの通り沿いにある。ここでいうKGBとは諜報、防諜、犯罪捜査、政府通信の組織を担当する旧ソ連国家保安委員会 (KGB) の後継機関。ベラルーシ国家保安委員会(Камітэт Дзяржаўнай Бяспекі;略称КДБ)のこと。公式ホームページでは"KGB (State Security Agency) of the Republic of Belarus"と書かれている。

主な仕事は、大統領ルカシェンコの独裁体制を維持させること(な〜んて言われている)。なわけで、ベラルーシは旧ソ連圏の中でも治安が良いことで有名。

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(KGB)

ここいらの建物は再建したものなので、裏に回ると普通な感じ。

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だだっ広いオクチャブリ広場(十月広場;長さ225m×幅175m)は全く活気がないが・・・

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なお、ベラルーシでは公共の場所(屋外限定)でのアルコールを飲むのは禁止されている。

ここが最も賑わう場所は、この広場の南西側。


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レストラン数軒の他、マクドナルド(1号店)やグム百貨店がある。

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グム百貨店(Gum)

旧ソ連でよくみかける国営百貨店。百貨店という名前の通り、駄菓子から工具や服飾、DVD、時計貴金属や電化製品など様々なものを扱っていた。建物だけは重厚だ。

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オクチャブリ広場の通りを挟んだ側には・・・

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大統領府もある。

四隅に兵士がいるだけだが、写真を撮っていると、何処からか身なりの良さそうなSPみたいな(私服の)英語使いが現れて「写真、ダメね」と言われた。

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(国章は、鎌とハンマーがあしらわれている白ロシア・ソビエト社会主義共和国のまま)

ベラルーシ共和国大統領ルカシェンコは(欧州に言わせれば)「欧州最後の独裁者」と言われる。

憲法を改正して大統領権限を強化。大統領3選禁止規定を撤廃(選挙監視団の入国も拒否;現在は4選)。メディアを政府管理下に置き、反対派運動は弾圧され、支持団体の銀行口座等を凍結などなど・・・

ロシアも見放した「ソ連イズム;ソ連の復活」を推進。ロシア語化政策を強化およびベラルーシ語の迫害政策を敷く。1999年12月、ベラルーシ・ロシア連合国家創設条約に調印したものの、ロシアによる事実上のベラルーシ併合発言に反発。両国の統合構想は行き詰り、ロシアとの関係は良好とは言えない。

経済は極度に落ち込んでいるため、ルカシェンコ大統領は崖っぷちの状況に陥っている。

そんな中・・・

2011年04月12日の夕方のラッシュ時間、地下鉄オクチャブリスカヤ駅のホームで爆発事件がおきる。この駅はオクチャブリ広場の最寄り駅であり、大統領府も近い。またミンスクの2路線ある地下鉄が交差している(もうひとつの駅はクパロフスカヤ駅でつながっている)。

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(大統領府側からオクチャブリ広場方向:地下鉄の入口。事件で一部閉鎖中)

「テロ事件」として捜査開始。防犯カメラに犯行の一部始終が映っていたことから、ベラルーシ内務省特務部隊アルマス(ダイヤモンド)が当日深夜に容疑者3人を拘束した。いづれもベラルーシ国内に住むベラルーシ人(前科ナシ)。過去の独立記念日爆発事件、ヴィテプクス爆発事件への関与についても供述しているとか。13人死亡、約200人が重軽傷という大惨事になった。

スヴィスラチ河を超えて、勝利広場を過ぎてそのまま北東に進むと、旧ソ時代の無機質な建物がつづく。学校や研究所が目につく。

この奇抜な建物は国立図書館。2002年7月、ルカシェンコ大統領が取り壊し→新築を命令したとか。ほぼ毎夜、様々なデザインのLEDイルミネーションで輝くらしい。

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(22階建て:地上73mに展望台がある)


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我々が泊まったホテルは、スヴィスラチ河沿いの韓国大使館が入居する複合ビルだった。周囲は高層住宅街。このあたり無機質で面白みがない。こんな団地が延々とつづく。

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スヴィスラチ河川敷は緑豊か。

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