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浦安市(新町)の液状化地帯を行く

2011年3月11日におきた大震災。

関東地方では東京湾で液状化現象がみられた。特に被害が大きかったのが千葉県浦安市(首都高より南)に千葉市美浜区。そして内陸部の千葉県我孫子市だった。

その中で千葉県浦安市は、千葉県の北西部・東京都に隣接。JR東京駅から京葉線の電車で20分ほどの場所に位置する東京のベットタウン。市域面積の4分の3が1960年代以降の「埋立地」という特殊な場所だ。


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《元町》と呼ばれる漁師町が町の原型で、ここはもともと陸地。(江戸川の派川)境川両岸の自然堤防上にある。大まかに書けば首都高湾岸線の北側(山側)の地域。現在の東栄/当代島/猫実/富士見/堀江が該当する。

《中町》は第一期埋め立て工事(1968年完了)で誕生した地域。元町から海側に伸びている。現在の弁天/東野/富岡/美浜/今川/入船が該当する。住宅地ではないが舞浜もこのグループに入る。

《新町》は第二期埋め立て工事(1980年完了)で誕生した地域。中町から海側に伸びている。現在の明海/日の出/高洲が該当する。


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地震&液状化現象後、浦安市は「死者も火災もゼロだがインフラは大ダメージを受けた。埋め立てが全て完了してから30年が経過するが、比較的新しいところのエリアで液状化の被害が大きく、全世帯のほぼ半数37,000世帯が断水した」と発表した。

市が言う「比較的新しい埋め立て地」は首都高湾岸線の南側で《中町》と《新町》地区を指す。この2つの地域では液状化被害が広域に出ており、ほぼ全域で地面が平均30㎝ぐらいの高さで隆起または陥没している状況。公表された浦安市の震度は5強だが6弱との見方もある。

しかし同じ埋立地であるにも関わらず、地区内の液状化被害状況は「道路1本隔てると天と地ほどの違い」があった。理由は不明。

千葉県浦安~富津の埋め立て工事は、1965年頃〜1981年頃まで行われた。

使用した土砂は、埋め立て予定地の沖合の海底から採取した《海砂》。これをパイプラインで運んで埋めている。

液状化の被害額は浦安市だけで約700億円。

浦安市の住宅の今のところ全壊は8棟、半壊は470棟。戸建て住宅の多くは外構は大きく傾いたりしたが、多くの家屋はひどい被害を受けてはいない。特に駅周辺の中町地区の建築は、旧耐震と思われる古い家屋が多いけど、地中には40〜50mぐらいの杭が入っているせいである程度耐えられたのかもしれない。

しかし、どちらの建物が傾いているのか、両方傾いているのか。写真を撮ろうとしても何が何処が真っ直ぐなのか平行なのかわからなくなる。1〜5度程度傾いている家も少なくはない。

市全域では道路・京葉ガスの応急工事は3月末で完了。上水道は4月6日に応急復旧したが、下水はマンホールの浮上や管の破壊などが多くて難航中も4月15日頃に応急復旧完了。


まず浦安市の《新町》と呼ばれる地区に、(震災から1ヶ月過ぎに)行ってみた。

住居表示では「日の出/明海/高洲」。

「新町」はごく一部が戸建て団地で、大部分が大型マンションが立ち並ぶ。明海・日の出地区には明海大学やイトーヨーカドー、K's電気など大型店舗がある。2000年以降に竣工した建物が多い。


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(A=イトーヨーカドー)


「新町」を歩いて目につくのが、マンホールの浮上。

新町は1980年(1978年説あり)に完成した埋め立て地。

マンホール浮上

地盤は《隙間に水分を多く含んだ砂粒同士が接触して》出来ている。

今回のような強い地震で地盤が振動すると、砂粒は周りの砂粒から力が加えられ、水圧が上昇(間隙水圧)。すると砂粒は浮き上がり、液体と同じように自由に動くのが液状化。

液状化では、水圧により水が砂とともに地表に噴き出す現象=噴砂もみられる(過剰間隙水圧)。マンホールなどの比重の小さい地中構造物(マンホール)は浮上する。

このような地盤では、フロートレス工法(マンホール浮上抑制工法)などにて、地震時に過剰間隙水圧を瞬時に消散させるため「消散弁」をマンホールに取り付ける工事がされる。消散弁でマンホール周辺地盤の液状化を抑制、マンホールの浮き上りを抑えることが出来るそうだ。

浦安市は順次この工事をしていたが、未着工の部分でマンホールの浮上がみられた。

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(明海大学と入船地区の境の道路)

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地面に打ち込んだ杭のようなものも、液状化で浮上。

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(明海大学と入船地区の境の道路)


液状化による噴砂と陥没で、建物の基礎が約50cmほど剥き出しになったイトーヨーカドー。この建物に限らず、噴砂で道路が陥没した/持ち上がった(凹凸)かのように見える場所は非常に多い。噴砂後の地盤は固く締まるようだ。

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(明海地区)

イトーヨーカドーの近くに建つセブンイレブンは、液状化がひどく、建物が傾む。噴砂が店内に入り込んで使い物にならず。ベタ基礎でつくられた簡単な建物と思われる。

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明海地区の海に近い所に建つケーヨーテイツー周辺の歩道は、液状化による凹凸が酷い。

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しかしここより先の海岸よりの地域は新しい造成地にもかかわらず、耐震管工事をしていたためか、液状化現象はみられない。


日の出地区。

大型マンションが林立し、日本航空浦安寮側(北東)には戸建ての高級住宅街もある。この高級住宅地も液状化によるひび割れに噴砂、凹凸で家屋が傾く被害が出ていた。

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大型マンション群の道も液状化による凹凸が顕著。
道路には稲妻のような亀裂も目立つ。

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団地内の店舗も・・

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明海地区の隣、境川を渡って西側の高須地区にはいる。


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境川と平行している道では、液状化が顕著でマンホールの浮上も目立つ。

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極めつけは高須中央公園の駐車場。

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いやはや・・・

自然の力はスゴイ・・・・


こちらは高洲地区の戸建て住宅地。

傾く家屋が少なくないが、その方向は様々。

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大震災の直前の3月4日。最も海に近い浦安市高洲6丁目の雑種地(埋立地)約47ヘクタールが千葉県企業庁による競争入札で、某ハウスメーカーが予定価格49億円を上回る約67億円で落札した。

この度の大規模液状化で、入札地をボーリングなどして地質調査を行う必要があるかもしれない。

高い買い物になったかも☆

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厳しい現実だけど、
みんながつながっている。
一人ではありません。
いつか痛みが癒えて心から笑える日が来ますように。
この先の人生に喜びと実りがありますように。

明日がいい日でありますように。
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