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北朝鮮旅行11(平壌市内いろいろ)

北朝鮮の紙幣

透かし以外の偽造防止対策はないが、印刷技術は極めて高いっ!

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外国人は外貨兌換券を使わされていたが、2002年頃に廃止されたらしい。

平壌は、道路がとても広くて街全体がゆったりとしている。大きな道路沿いには、銀杏や柳やプラタナスなどの街路樹が植えられていて緑が目立つ。中心部の建物はコンクリート製の中層ビル・威圧的な建物が計画的に建てられている。

特徴的なのは店の宣伝目的な電飾看板がないこと。要所に金日成・金正日父子を賛美する絵があるが、絵としての完成度は高い。映画好きと聞く金正日総書記なので、都市計画や芸術には関心があるのだろう。

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ゆったりとした道路、街路樹が効果的に植えてあるので、街全体が公園のようにみえる。建物はソ連式が多いけど、都市計画はパリの町を模したっぽい。

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通りの名称は社会主義の国らしく、統一通・勝利通・英雄通・革命通・セマウル通(新しい村)・プルグン通(赤い)などがつけられている。国民総動員でつくられた郊外の通りには、楽園通り・青春通りなど工夫のアリ。いづれも意味があるらしい。

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中心部には地下道も歩道橋もある。

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平壌市中心部を動画で撮ってみた。
(風切り音がうるさくてスイマセン)

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★後半に続く‥‥★
↓↓↓

北朝鮮は社会主義国なので、住宅や車は(基本的に)国の所有。

国から市民に貸し与えられるが、しっかり家賃料+公共料金を取っているのがミソ。国有財産なので売買はないことになっているが、入舍証(権利)の売買はあるとかないとか。入舍証はよほどのことがない限り、一生モノ。申請が受領されれば引っ越しも可能。

市民は希望する場所・間取りや広さなどを考慮して当局に申し込む。当局は、家族の人数は勿論だが、居住者の国への貢献度が高い人(核心階級)ほど、優先的に割り当てるそうだ。

北朝鮮の住宅には等級がある。

・1号;長屋風家屋(農民・肉体労働者用)
・2号;古めの中〜高層アパートで高層階(教師・地方の課長クラスまで)
・3号;古めの中〜高層アパートなら低層階/新しめの中〜高層アパートで高層階(党の指導員/部長級)
・4号;新しめの高層アパートで低層階(党の課長/大学教授や医師/高名な芸能関係者)
・5号;戸建て(党幹部/政府高官/軍高官)


中〜高層アパートは、(社会主義国なのに)富裕層が住む平壌・平城・咸鏡・元山で見られる。地方と都市の格差はスゴイと思う。

中〜高層アパートもいろいろ。

古いアパートは2LDKで70平米前後、中心部にある比較的新しい中層アパートで3LDK(100〜150平米)、郊外だと3LDK〜4LDK(150〜200平米)とか。いづれもトイレは水洗式で風呂付き、オンドル(集中システムによる床暖房)付き、ベランダ付き。

ただし電力不足からエレベーターは朝夕のみ、暖房は万全でなかったり・・・

北朝鮮では、平壌をはじめ、平城・咸鏡・元山に住むのがステータスになっているが、首都の平壌市に住むのはもっとも名誉とされている。国家が住民に居住地域を指定している北朝鮮だが、個人の貢献度に応じて「平壌等の都会に住むことを許される」システムがある。

そのため、平壌市は慢性的な住宅不足。10年置きに大規模な住宅建設が行われており、現在は故金日成主席の生誕100周年にあたる2012年までに完成予定で、郊外で住宅建設工事がボチボチ行われていた。

「2012年までに平壌に住宅10万戸を建設する」

金正日総書記は「強盛大国の建設が最重要課題」と表明。住宅10万戸については、設計から指揮まで工事を進めるすべての対策を講じたそうな。10万戸の住宅建設によって建設需要を刺激し経済再生につなげる狙いなのかも。ただ建築資材とカネはどこから調達するのか・・

実は、偉大なる金正日総書記は「高級民間アパート」の建設を黙認しているらしい。

一部の富裕な民間人(在米・在日の同胞/労動党や軍で外貨稼げるポジションにいる人)が資金を担当。国家企業所が敷地と資材を調達・・。完成品を1世帯1万ドル前後で分譲するとか。

労働新聞によれば、「勝利の日が近付いている。2012年の強盛大国建設が終わり、勝利の祝砲が打ち上げられる日に、皆が強盛大国建設の勇気ある参戦者だったと誇りを持つことになるだろう」だそうで。

こちらは古いアパート(多くが10階建て)。

地下鉄も路面電車もトロリーバスもある地域なので便利だが、古くて狭い。

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やや新しい中層アパート。交通の便もよく、官庁街も近くそこそこ広いので人気が高いとか。

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郊外の高層アパート(ほとんどが30階建て)。

新しい上に150〜200平米と広いのだが、交通の便はかなり悪い。しかも平壌市内とはいえ停電が多く、エレベーターも朝晩のみ運転だったりするので(30階まで暗い中、歩くのは辛い)低層階の人気が高いが、北朝鮮には歴然とした身分階級があるので自由に選べない。

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韓国を含む西側の報道だと、こういった高層アパートは「はりぼて/実は廃墟」と言ったりするが、私が確認したところ、ちゃんと住んでいる感じ。いちお、夜の高層アパートも撮影した。

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朝の風景を動画でも撮ってみた。
(風切り音がうるさくてスイマセン)

平壌市内でさえ道路は超交通量の少ないが、白バイの警官はいる。

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そして未婚の女子が「結婚するならトラック野郎」っていうトラックは、中国製。かつては性能のいい日本製が主流だったんだが・・。結婚相手がトラック野郎って?と思ったら、全国何処でも行けて情報が入るから(&土産がある)、だそうな。

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平壌空港近くでの作業風景

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重機とかはなく、簡単な作業道具でやっている模様。まさに国民総動員!

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携帯電話!

エジプトの携帯電話事業者オラスコム・テレコムと朝鮮逓信会社は、出資比率がオラスコム・テレコムが75%・朝鮮逓信会社が25%の合弁会社チェオ(CHEO Technology JV Company)を設立。2008年12月15日、W-CDMA方式による第3世代携帯電話(3G)サービスを開始した。

チェオの3Gサービスのブランド名は「Koryolink」という。

2009年6月末現在4万8,000人が加入している(1人あたり通信使用料は$24.70)、とされる。現在、通話とSMSサービスのみ利用できる。一説には「携帯電話を利用したインターネットサービス開始」という話しもあるが、これは「出来ません」と否定された。

ガイド兼通訳兼監視員嬢が持っていた携帯電話はノキア製と思いきや、ZTE(中興通信)。キーボードがハングルなところをみると、韓国向けのやつかも。北朝鮮では150〜300ユーロの値段で売られているとか。Call Centerも開設されているらしい。

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合弁会社チェオは、2012年までの携帯電話事業を独占できる権利を持つ(W-CDMA方式による運転免許は25年間)。

なおオラスコム・グループは、北朝鮮では携帯電話事業だけではなく建設や金融分野にも事業を展開している。高さ三百mの半ば廃墟と化していた「柳京ホテル」の建設を再開したのも同社。

北朝鮮の携帯電話事業は今回で2回目。1回目はタイのロックスレー・パシフィック社と朝鮮逓信会社との合弁で、北東アジア電話通信会社(NEAT&T,Northeast Asia Telephone and Telecommunications)が2002年11月より、GSM方式でサービス開始をしていた。

主要都市に普及して一時は2万人の加入者がいたとされる。一説には27年間の契約を結んでいたのにもかかわらず、2004年5月に北朝鮮当局は携帯電話を禁止して携帯電話機は回収された。4月に金正日総書記を狙ったとされる「龍川駅列車爆発事故」が原因とみられるが。

携帯電話の解禁は、国内外の情報流出入の温床になるので、当局がどこまで解放するかは謎。

ガイド兼通訳兼監視員のオッサンが、「羊角島国際ホテルに行ってみませんか?」と言ってきた。平壌を流れる大同江という河の中洲に建つ、1995年に北朝鮮でもっとも新しい48階建て客室1001の高層ホテルだ。

北朝鮮があんましお金がない時に無理してつくったホテル。使う大理石タイルも小さめ。中国人団体客や欧州観光客の多くがここに宿泊とか。

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ホテルの部屋とかレストランは見学できなかったけど、売店やらは写真もOK!

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ボーリング場もあった(3レーンだけだが)

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スコアは機械入力。

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なお、平壌市やや郊外にもボーリング場を見かけた。

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外国人用相手の売店。

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高麗ホテルに戻り、最後の夜ということで地下にある「カラオケ」に行く。

なんと外国人はひとり20ユーロも支払う(外国人が連れてきた北朝鮮人=ガイド兼通訳兼監視員も同じ金額)。ビールはハイネケンも北朝鮮製ビールも同じ値段の1本0.4ユーロ。

入るとまず、怪しげなバーカウンターがある。北朝鮮の富裕層(党幹部っぽい)はここで飲んで歌うようだ。

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そして団体さん用のテーブル&椅子(左手奥にも8人くらい座れるテーブルあり)。ここは中国人御用達らしい。私達が来たときは、宴もたけなわ♪って感じだった。

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で、ステージがあって・・・

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カラオケの歌本があって・・

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日本語と朝鮮語があり・・・

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これが1980年代後半で止まっているような、レトロな曲ばかり也・・・。機材はレーザーディスクだった。

北朝鮮の曲「イムジン河」をリクエストしたところ、

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お見事!

「イムジン河」の原題は「臨津江」という(高宗漢の作曲・朴世永の作詞)。

歌詞は‥臨津江を南(韓国)に飛び去る鳥 を見ながら、なぜ南の故郷へ帰れないのかを嘆き、(朝鮮戦争で)荒廃した南へ、綺麗に 花が咲く北(北朝鮮)の様子を伝えてほしいを託したもの。

1960年代に在日朝鮮人が 歌っていたものを、日本では日本人の松山猛氏が歌詞をつけて、日本の<ザ・フォーク・ クルセダーズ>が歌った。大ヒットしたが朝鮮総連の抗議等により発売&放送禁止になっ た。臨津江は、朝鮮半島の軍事境界線付近を流れる河。


こうして北朝鮮の夜は更けていく・・・


(本日、ハルオさんはお休みです)
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