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南米☆仏領ギアナ(2)クールー宇宙基地

仏領ギアナの沿岸部クールーには、フランス国立宇宙センター《クールー宇宙基地》のロケット発射台がある。打ち上げ業者は、フランスのアリアンスペース社。

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実物大の『アリアン5』ロケット模型が、お出迎え!

もともとフランスは、北アフリカのフランス領アルジェリアでロケット発射実験を行っていたが、アルジェリアの独立につき、南米の仏領ギアナで行うことを決めたのが1964年。以後、現在に至るまで使用されている。欧州宇宙機関規格の主力ロケットは『Ariane5』だが、近年やロシアの『SOYUZ』や、主にイタリアが開発している小型ロケット『VEGA』も扱う。

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クールー宇宙基地は、赤道を北に約500km(北緯5度3分)で沿岸部にあり、東に海(地球の自転;西から東のエネルギーを利用する)、周囲は密林地帯という環境は、ロケット打ち上げに適しているそうだ。この基地はとても広く、敷地内にはロケット打ち上げ台の他に、人工衛星組み立て棟や固体燃料工場の他、博物館等のビジターセンターがある。

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クールー宇宙センターは、フランス国籍以外の観光客でも見学が出来る。電話のみの完全予約制(当日可)で無料(要パスポート)。所要時間は3時間強。基地内の移動は専用バスを使いガイドが引率。基本的にはフランス語のみの説明だが、英語圏の客が多い場合は英語ガイドも付くらしい。私達が行ったときは、フランス語のみ。

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博物館前から専用バスに乗り、ロケット打ち上げ台がある基地へ向かう。広い敷地内には、諸施設(ロケット組み立て棟/固体燃料工場/推進薬・高圧ガス貯蔵供給所/研究棟/気象観測棟などなど)が点在する。

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固体燃料工場や貯蔵施設を横目に、専用バスは『アリアン4』他の打ち上げ台に向かう。

アリアンとは、ギリシアはクレタ島の王ミノスの王女Ariadneのフランス語読みだそうな。

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写真の左奥が『ソユーズ』打ち上げ台
写真の中央が『アリアン3と4』打ち上げ台(廃墟)
写真の右奥が『アリアン5』打ち上げ台


アリアンは全て使い捨てロケットで、第一世代最後のロケットであるアリアン4は、1988年6月〜2003年2月まで打ち上げられた。打ち上げ回数は107回(成功104回/失敗3回)。おおよその全長58.4m/総質量240トン~470トン。

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(アリアン4;写真出典→http://sealevel.jpl.nasa.gov/mission/tp-launch.html)

アリアンロケットは、2つの線路をまたいだ多重輪の特大の台車に乗せて、立てたまま運ぶ。速度は時速2km。

クールー宇宙基地では、1996年6月から第二世代のロケット『アリアン5』を打ち上げている。おおよその全長59m/総質量777トン。2つの人工衛星を同時に打ち上げることが出来る。

アリアン5の打ち上げ総回数は44回で、失敗は2回/一部失敗は1回(いすれも初期段階)。アリアン5はアリアンスペース社による打ち上げで現在、連続30回の打ち上げに成功を更新中。

日本の完全国産商業通信人工衛星Superbird-7は、アリアンロケット(V185)に搭載して2008年8月に打ち上げ成功している。ただ今、スカパーで活躍中。

なお記念第一号はコンピュータープログラムミスで34秒後に爆発・失敗している。

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『アリアン5』打ち上げ台
写真の4つの鉄塔は、避雷針だそうで。

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こちらは・・・

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まだ枠組みだけのアリアン5

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アリアン5の最終組み立て工場

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最終組み立て工場から打ち上げ台へつながる、台車の線路。

主線路は普通の広軌だが、線路と線路の幅が、ひ、ひ、広い・・
一度でいいから、運搬光景を肉眼で見てみたい。

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(出典→arianespace社のHPより、アリアン5の運搬光景)

この約一週間後の5月14日。ハーシェル宇宙望遠鏡/プランク衛星を積んだアリアン5の「44回目の打ち上げ」があった(成功)。打ち上げから約26分後、ハーシェル宇宙望遠鏡とプランク衛星をそれぞれ所定の軌道に入る。もうちょっとなんとか日程が合えば見られたのに、全く残念であった。
http://www.arianespace.com/news-mission-update/2009/594.asp

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(出典→アリアンスペース社HP)

次のアリアン5の打ち上げは、2009年6月24日と11月10日。打ち上げ代は1.5〜1.6億ユーロだそで。


さて、こちらは『ソユーズ』打ち上げ台。

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2007年2月、欧州宇宙機構(ESA)はここクールー宇宙基地に、ソユーズの専用打ち上げ台建設工事に着手。

ソユーズST型は、2008年7月末あたりにクールー宇宙基地に到着している(らしい)。なおソユーズの組み立てはカザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地で行い、ロシアのサンクトペテルブルク(ヴィボルグ港)まで陸送して、ここから船舶輸送。

ソユーズはロシアの有人宇宙船だが、今では衛星にも物資輸送にも転用できる万能型ロケットである。2008年9月にアリアンスペース社が、欧州宇宙機関の規格に沿って開発したソユーズを10機を発注した。総購入費用は3億4700万ユーロ。

今まではカザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地から打ち上げていたが、2010年よりここクールー宇宙基地からも打ち上げるそうだ(2010〜2011年に無人飛行、2012年に有人飛行の予定)。
http://www.spacedaily.com/2006/080920172815.b60mbf3y.html

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(アリアンスペース社のHPより)

今後、ソユーズのようなまあまあ中型の万能型ロケットはコストパフォーマンスがいいので、更にニーズが高まるのだろう。まず欧州独自のGPS「ガリレオ」の通信衛星を載せるとか。

他にも、主にイタリア主導して開発している、低軌道用人工衛星打ち上げロケット『VEGA』(30m/137トン)も、2010年に打ち上げる予定とか。


クールー宇宙基地内にある、アリアンスペース社のテクニカルセンター。

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こちらは、フランス国立宇宙センターのプレスセンター

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まさに「おとなの社会見学」といった感で、非常に興味深かった!


本日のハルオさん。

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明日から、チチは「上海」へ出張(1泊2日)。
明日から、ハハは「ウズベキスタン」へ(3泊4日)。

それを知ってか知らずか、とにかくハハの仕事の邪魔をする。PC→ハハの頭→キーボード→ハハの頭と、ぽんぽん飛びまくり、キーボードをガジガジ、PCもガジガジ・・・

すまん、いい子で留守番してちょーだい。


ってなわけで、このブログは来週火曜日まで「休載」します。


ごめんなさい・・・


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